キーポイント
- 胃内観察方法にベストな方法というのは存在しない。
- 大事なことは『網羅的観察』とそれを可能にする『系統的観察』である。
- 自分なりの網羅的、系統的、そして効率的な観察を常に意識しよう。
1. 胃内観察方法について
1-1:ベストな胃内観察方法とは
本稿を読んでいる皆さんは、それぞれご自身の胃内観察方法をお持ちのことと思います。おそらく、所属された医局や病院で先輩医師から指導を受け、確立してこられたのではないでしょうか。私も同様でした。
胃内観察に「ベスト」といえる絶対的な方法は存在しないと考えています。もし唯一の最善法があるのであれば、すべての施設で同じ方法が採用されているはずですが、実際にはさまざまな観察方法があり、施設ごとの違いに驚かされることもあります。
個人的には「ベストな観察方法」は存在しないと考えていますが、最低限守るべき原則は存在し、よりベターな観察方法を追求する姿勢は極めて重要であると思っています。ここでは、私なりの胃内観察方法について述べたいと思います。
1-2:いろいろな胃内観察方法
私は九州大学第3内科に入局し消化器内科医を志しました。その後、関連施設で先輩の指導を受け、佐久総合病院、国立がん研究センター中央病院、東京都立がん検診センター、東京都立多摩総合医療センターにおいて内視鏡検査に従事してきました。各施設にはそれぞれ異なる観察方法が存在していました。
国立がん研究センター中央病院での観察方法1)
概要は以下の通りです。
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