胃ESDをやってみよう③ 幽門輪にかかる病変

胃ESDをやってみよう③ 幽門輪にかかる病変

テキストコンテンツ ESD 腫瘍性病変 胃
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三浦 義正 先生
三浦 義正 先生
日本大学病院 消化器内科
目次

1. はじめに

本連載も8回目を迎えた。本連載では、初学者のための胃ESDの適応からESDをスムーズに進めるための重要なコツを解説してきた。連載6回目で体下部から胃角小弯を、連載7回目で体部病変のESDを解説してきた。すでに確立されたと言ってもよい手技であるESDの安全で確実な施行のために、身の丈に合った症例にチャレンジし、患者に不利益の無いように努めなければならない。本項では胃ESDにおいてPocket-creation method(PCM)が最も力を発揮する幽門輪にかかる病変について述べたいと思う。

2. 幽門輪にかかる病変に対するESD

狭いワーキングスペースと高い幽門輪筋の存在、そして十二指腸側までの剥離を必要とするため、同部位のESDは容易ではない。同部位の治療戦略は2つである。一つは十二指腸球部で反転して肛門側の処理を十分に行い、どちらかというと腫瘍を胃の中に戻して胃側で勝負する戦略と、もう一つが口側からPCMでアプローチする方向である。今回は後者の解説をする。

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