ラベルミス防止

ラベルミス防止

テキストコンテンツ 検体・病理 コメディカル向け
佐々木 基
佐々木 基
慶應義塾大学病院 内視鏡センター
目次

キーポイント

  • 生検部位や患者情報の取り違えを防ぐための検体確認の基本について解説する。

はじめに

内視鏡検査では、短時間に複数の患者の検査を行い、一人の患者から複数部位の生検を行うこともあります。そのため、検体そのものを適切に取り扱うだけでなく、「誰の、どの部位から採取した検体なのか」を正確に管理することが重要です。患者や採取部位を誤って登録・提出すると、病理診断の結果が正しくても、その情報が誤った患者や部位に結び付けられる重大なインシデントにつながります。

生検部位の確認

生検を行う際は、検体を採取した部位を施行医と介助者の間で確実に共有します。特に複数部位から生検する場合には、「胃体上部大彎、1個」など、採取したタイミングで部位と個数を声に出して復唱することが有効です。 介助者が「おそらくこの部位だろう」と自己判断することは避け、聞き取れなかった場合や疑問がある場合には、その場で施行医へ確認しましょう。時間が経過してから確認すると記憶が曖昧になるため、疑問を残したまま次の検体処理へ進まないことが大切です。
また、検体個数に関わらず、処理前の検体容器には検体番号や患者氏名を手書きするなど、識別可能な状態にしておくことも重要となります。

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