キーポイント
- 下部内視鏡検査の前処置は、前日の食事調整から始まる重要な質管理です。
- 前日食事調整は、腸管洗浄剤の効果を高め、洗浄不良や病変見落とし、再検査を防ぐために重要です。
- 腸管洗浄剤は等張法と高張法の特徴を理解し、患者背景に応じて安全に使い分けることが大切です。
- 前処置中は、患者同定、便性確認、腹部症状の観察を丁寧に行い、異常時には速やかに連絡・対応することが求められます。
- コメディカルは、説明・確認・観察・連絡調整を通じて、安全で良質な下部内視鏡検査を支える中心的な役割を担っています。
検査が決定したら
内服確認
検査前の準備では、食事・飲水・腸管洗浄剤の説明だけでなく、内服薬への対応を早い段階で確認しておくことも重要です。とくに抗血栓薬など、検査内容によって休薬や継続の判断が異なる薬剤では、検査が決定した時点で医師の指示と院内手順に沿って対応方針を確認し、患者さんに十分に説明しておく必要があります。こうした説明が不十分だと、検査当日に休薬されていないことが判明し、予定どおりに検査を実施できない場合があります。特に大腸内視鏡検査では生検に加えてポリープ切除を施行することも少なくありません。さらに内服薬が一包化されていると、患者さんによっては薬剤内容の把握が難しいこともあり、必要に応じて薬剤部やかかりつけ薬局と連携し、休薬対象薬の整理をあらかじめ進めておくことが役立ちます。
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